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職業分野

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取材協力 近畿コンピュータ電子専門学校

電気・通信の主な職種

電気工事士
第1種と第2種がある国家資格を持ち、前者は大規模な施設で大容量の電気設備を取り扱います。後者は一般家庭や小規模店舗の電気工事を行う身近な存在です。
消防設備士
建物のスプリンクラーや火災報知器の点検から、設置工事までを行う仕事です。万が一の火災から人命と建物を守るスペシャリストです。
無線エンジニア
業務用の無線から、携帯電話やスマートフォンの通信を維持する設備の設計と工事、保守を担当します。現在の通信社会を支える存在です。
電気工事施工管理技師
電気工事士と連携し、工事の進捗、安全の確保、品質の管理など、大規模な電気工事が必要な施設で工事全般を管理監督します。
電気通信主任技術者
事業(業務)用の電気通信設備を法律の基準にそって維持・管理します。工事部分は電気工事士・電気工事施工管理技師とも連携し、主として運用部分を監督します。

電気工事施工管理技士

『仕事の内容・一日の仕事・年間の仕事』

電気にかかわる仕事には、扱う電気設備の規模などによって複数の関連国家資格を取得することが必須となります。取得した資格とその組み合わせによって、一般家庭の電気工事から大規模なビルや工場などの工事、電気そのものを届ける設備に関係する工事など、活躍フィールドは変化します。新たに設備をつくる時はもちろんですが、設置後のメンテナンスも大切な仕事です。施工管理技士は工事の計画、実際の工事、完成後のメンテナンスにトータルで関わり、工事が予定通り進むように管理監督します。もちろん工事は安全が最も重要ですので、その確保と品質の維持にも重要な役割を果たします。

『仕事を選んだきっかけ』

日常生活は電気と通信で支えられています。今や電気と通信の無い生活は想像もできないかもしれません。この分野を目指す人は、その重要性に気がついた人ともいえます。工業高校などで基礎を学んでからより上位の資格取得や技術を高めるために進学する人もいれば、 目に見えない電気や電波に興味があって電気通信業界を目指す人もいます。

『やりがい・つらさ、日頃心掛けていること』 

電気は目に見えない分、使えるのが当たり前です。しかし、安定した電力を供給するためには電気設備の設置計画と設計、工事の正確性や品質の確保、設置後の適切なメンテナンスと機器の交換計画が重要となります。大切な電気を作業ミスから止めてしまうことのないよう、緊張感もありますし、安全のためにチームを組んで複数人で作業にあたることも多くあります。専門的な知識と技術で「当たり前」の生活と社会を支えているという誇りを感じられる仕事です。

『仕事を通して学んだこと』

かつては別のものだった電気と通信は融合が進んでいます。電気設備も通信設備も日々進化しています。その進化に対応できる技術者であるためには、資格に合格したら終わりではなく、働きながら学び続ける姿勢が大切です。同時に、緊張感のある仕事でもあるためにチーム内のコミュニケーションの大切さには改めて気づくことが多くあります。認識のズレが大きな事故や、障害に発展する可能性を常に考え、小さなことでも報告・連絡・相談をためらわないことと、自身の技術力を信頼はしても、思い込みや過信をしないような心がけが必要です。

『社会人になるとき思ったこと』

現場では、取得している資格によってできる業務の範囲がハッキリしています。働きながら資格を取得していくことももちろん大切ですが、卒業・入社後に即戦力となるためには在学中、いかに多くの資格を取得しているかがとても重要になります。できるだけ学生時代に多くの技術を身につけておくことが大切です。

『高校生へのアドバイス』

目に見えない当たり前を支える重要な仕事です。電気の需要は年々高まっていますし、通信技術の進歩も加速度的に進んでいます。今後も電気と通信に関わる仕事の重要性は高まり続けることが予想されますし、取得した国家資格と技術は一生ものです。やりがいと誇りを日々実感できる業界でもあるので、難しそうとは思わず、チャレンジして欲しいと思っています。

在校生の声

電気・通信が学べる学校